院内感染の感染経路〜日常的な3つの感染経路〜
院内感染の感染経路については、大きく分けると【接触感染、飛沫感染、空気感染】の3種類があります。
それぞれ見ていきましょう。
- ・接触感染:医療器具や医療者の手などから感染
- ・飛沫感染:咳やくしゃみ、会話など短い距離で接している場合に感染
- ・空気感染:空気中にある病原菌で感染
どれも日常的で、特別なことをしたから起こるというものではないので、注意が必要ですね。
また、インフルエンザのように主に飛沫感染ですが、空気感染や接触感染でも感染が成立するものもあります。
・院内感染の感染症の種類
具体的には、カテーテル関連菌血症・カテーテル尿路感染症、人工呼吸器関連の肺炎・人工呼吸器関連以外の肺炎、副鼻腔炎、抗菌薬投与によるクロストリジウム、ディフィシル下痢・褥創およびそれに再発した骨髄炎・手術部位感染などがあげられます。
画像出典:hzenskisvet.si
院内感染とは:まとめ
昨今、病院や老人福祉施設等でインフルエンザの院内感染が起こり、高齢者が亡くなったと報道されています。
もちろん病院や老人福祉施設等では玄関にマスクが置いてあったり、マスク着用のお願いが書かれており、もちろん全くの無対策ということはありません。
ただ感染症には潜伏期間もあり、完全に防ぐことはできない現状という現状が浮き彫りになってくるのではないでしょうか。
だからこそ、医療従事者は自ら感染する危険性もあり、また患者さんへ媒介してしまう可能性もあるので、十分な知識を得て、日々の業務に活用しなければならない義務があります。
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