胃ろうカテーテルの種類は4つ
①バルーン型
長所は、バルーン内の蒸留水を抜いて挿入・抜去するため交換が容易であることです。
短所は、バルーンが破裂する可能性があるため短期間で交換になる可能性があること。
②バンパー型
長所は、カテーテルが抜けにくく、交換までの期間が長いことが挙げられます。短所は交換時に痛みや圧迫感を生じやすいといえます。
③ボタン型
露出したチューブがないため自己抜去がほとんどありません。また、チューブの長さが短いためカテーテルの汚染が少ないです。
短所は、ボタンの開閉がしずらい場合があることです。
④チューブ型
長所は投与時に接続が容易であることです。
短所は露出したチューブが邪魔になり自己抜去しやすく、チューブの汚染も起きやすいことです。
画像出典:peg.or.jp
どんなカテーテルが良いかは個人の状態によって異なる
上記のように、どんなカテーテルも一長一短があります。
例えば、介護者が1~2ヶ月ごとに病院へ連れて行くことが難しければバンパー型を選択したり、認知症で自己抜去の恐れがある場合はバンパー型・ボタン型が適していると言えるでしょう。
どこで誰が介護を行うかを医師と共有し、患者さんのケースに従ってカテーテルを選択することが重要です。
関連する記事
造設費用だけじゃなくて維持費も?! 胃ろうにかかる費用とは
胃ろうとは、何らかの理由で経口摂取が難しくなった方が胃に穴を開けてチューブを通して直接胃に食事や薬を投与する処置です。胃ろうを造設すると手術の費用だけでなく、その後も管理が必要となり栄養剤にも費用がかかります。今回は胃ろうに関わる費用とは、をテーマに胃ろうにかかる費用の実際についてまとめていきます。
胃ろうのメリット・デメリットとは?胃ろうの手術を行う前に知っておきたい!
胃ろうとはペグとも言われ、胃に穴を開け、カテーテルを通し直接栄養を送りこむものです。今回の記事では、胃ろうの適応やメリット・デメリットについてまとめていきたいと思います。
胃ろうの在宅看護の現状って?
手術によって胃に穴をあけ、直接胃に栄養を送り込む胃ろう。在宅でも胃ろうが普及している現状はご存じでしょうか。人工的に栄養を補給する方法は胃ろう以外にも経鼻栄養・腸ろう・経静脈栄養が挙げられます。今回は在宅医療における胃ろうについて詳しく解説します。
胃ろう手術後に気を付けるべきことは?ポイントまとめ!
胃ろうとは、内視鏡を使って胃に空けた小さな穴のことを言います。そこで今回は胃ろう増設手術の合併症や術後の観察・管理のポイントについてまとめていきたいと思います。
【体験談】患者の「こころ」を支える精神科の看護師の役割とは?
精神科は一般科と違って「こころ」のサポートがメインになってきます。こころのサポートをする看護に答えはありません。答えがないからこそ、あらゆる計画を立て模索し、精神科看護を展開していきます。そんな精神科看護の役割について、体験談も含ませながら病棟別にみていきたいと思います。