ケアマネジャーは「介護支援専門員」とも呼ばれ、介護を必要とする側と介護を提供する側の架け橋となる役割を担っています。
※参考記事:ケアマネジャーとは ~病院、在宅、行政をつなぐ架け橋へ~
つまり、ケアマネジャーは専門職とユーザーをつなぐための専門職なわけですから、これまた専門知識が必要になるのです。
さて、訪問看護師やステーションにとってケアマネジャーとの連携は必須であることはご承知の通り。
そのためには、まずはケアマネジャーとの共通言語を持つことが重要です。
そこで今回は、ケアマネジャーに必要な知識を3つに分けてご紹介します!
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ケアマネジャーに必要な知識1:保健医療分野の知識
ケアマネジャーは高齢者福祉の仕事ですが、医療的な知識も必要になってきます。
実際ケアマネジャーの試験には保健医療分野もあり、在宅介護が進められてきている現在では保健医療の知識は必須になります。
保健医療の中でも必要な知識は、高齢者の正常な状態を知っておくことです。
バイタルや検査値などの正常な状態を知っておくことによって、異常を早期に発見、それを看護師や医師などに伝えることができます。
また、実践でよく使われる保険医療知識としては、血液検査の見方などがあります。
血液検査の読み方をしっておくことによって栄養状態の良し悪し、脳梗塞のリスク、肝臓の状態など総合的に把握することができ、それをもとにケアプランを作ったり、サービスを提案したりすることができます。
また、近年では自宅で看取りをすることを勧められていますので、医師とコミュニケーションをしっかりと取るため、医療用語なども勉強しておくことが勧められています。
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ケアマネジャーに必要な知識2:介護保険制度に関する知識
ケアマネジャーは介護保険の専門家。
そのため、介護保険制度についてはしっかりと把握しておくことは当職にとって非常に重要です。
ちなみに、優秀なケアマネジャーは、介護保険をただ単に知っているだけではなく、介護保険を上手に使ってお得に利用したりすることもできます。
また、介護保険には様々な制限がありますので、それらをしっかりと理解することで返還などの過誤を防止することができます。
それが高齢者との信頼関係に繋がってくるのです。
▶ 次ページへ:ケアマネジャーに求められるその他の知識とは??
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