yukimamaといいます。
私は看護師と保健師の国家試験に合格した後、すぐに病院で勤め始めました。
2病棟、4つの科しかない、入院病床数約110床ほどしかない小さい病院でしたが、小さいからこそ何でも経験させてもらいましたし、いろんな疾患の患者様を看させていただきました。
結婚を機に上京し、ゆったりと仕事をしたいと思い、訪問看護の道を選びました。
すると、それまでの病棟勤務では得られない喜びがたくさんありました。
今回は訪問看護をしていた嬉しかったことを5つ紹介します。
画像出典:genesishealth.com
本記事の目次
【訪問看護をしていて嬉しかったことその1】地理や近所のお店に詳しくなった
訪問看護に車で行く際、始めは違反切符をとられることも
私の勤めていた訪問看護ステーション(以下ステーションと呼びます)は、車もしくは自転車で患者様のお宅へ訪問していました。
はじめは右も左もわからない状態でしたがナビもなかったので、道を頭に入れながら運転するしかありません。
時間で通行できない道などを知らずに通って違反切符をきられたことや、駐車場のないお宅で路駐(警察署に届け出をし許可証はもらっていました)で近隣の方に通報されてしまい駐禁をとられてしまうなどのアクシデントもありました。
患者さんから地元のお店を教えてもらえる
その分、近所のコインパーキングの場所がわかったり、標識を意識して運転するようになるなど、車を運転するうえで役に立つ知識を得ることが出来ました。
さらに、地図をコピーしてつなげ、ステーションからいろんなお家を訪問するにつれ、どんどん知っている道が増え、抜け道などにも詳しくなりました。
時間の短縮にもつながりましたし、近所にあるおいしいお店を患者様やご家族から教えていただき、地元のお店に詳しくなるというメリットがありました。
画像出典:vnaalbany.org
【訪問看護をしていて嬉しかったことその2】サービスに対する拒否が強い患者様に受け入れていただけた
在宅で生活する高齢者にとって、ケアマネさんは患者様のニーズを満たすために必要なサービスを考えて提案してくださるというとても大切な役割を担っています。
しかし、ケアマネの仕事内容は患者様に理解してもらいにくいこともあり、介入が難しいケースもいくつかありました。
そんなとき、訪問看護は「血圧測りにいきますよ。」「お風呂のお手伝いをしますよ。」「お薬の整理のお手伝いをしますよ。」など、患者様の健康管理に直接かかわる訪問内容の提示をきっかけに介入するため、比較的受け入れられやすかったと思います。
特に、夫婦ともに認知症を持っており、他のサービスの介入ができず、ケアマネさんがくることですら嫌な顔をするという家族にすんなりサービスを受け入れていただけたときにはとてもうれしかったです。
※訪問看護には病棟看護とか違った独特のコミュニケーションがあります。気になる方はこちらへ!→【体験談】訪問看護ならではのコミュニケーションの悩み3選
画像出典:achosp.org
【訪問看護をしていて嬉しかったことその3】コスト意識が高まった。
工夫して備品のコストを抑える訪問看護
病院に勤めているとき、衛生材料や薬など、あるものを存分に使うことが可能です。
そのため、正直そこまでコストなんて考えずにバンバンガーゼやテープ類なども使用していました。
しかし、在宅では、必要な場合には介護用品から衛生材料まで、直接購入して頂いたり、レンタルしてもらわなくてはなりません。
コスト削減のために工夫した例
工夫1つでなんとかなるものや、なるべく安価なものを探すために、百円均一で買えるものを探したり、代用できるものを考えるようになりました。
たとえば、
- ・体位変換時、背中に大きいごみ袋を敷くことで簡単に体を上方へ移動できるようにする
- ・陰部洗浄用のボトルの代わりに百円均一で売っているペットボトルにキャップをつけて使用する
- ・キャップ自体にアイスピックなどで数箇所穴を開けて陰部洗浄用のボトルにする
などの工夫をするようになり、家での生活でも役立っています。
画像出典:medstarvna.org
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