私は、yukimamaと申します。
高校卒業後、看護大学に通って22歳で看護師・保健師資格を取得しました。
4年間北海道の某病院の病棟勤務を経験した後、結婚を機に上京し、ゆったりと仕事をしたいと思い、訪問看護の道を選びました。
病棟の経験はありましたが、元勤務していた病院には訪問看護ステーションはなく、訪問看護のことはさっぱりわかりませんでした。
そのため、訪問看護ステーションに勤務しながら神奈川県の看護協会の主催する訪問看護師養成講座に半年間通い、受講修了証をいただきました。
その時の受講者の平均年齢は、なんと「44歳」・・・!
わたしは受講者の中でも1番か2番目に若い方でした。
そんな私が訪問看護師に転職した際に行った工夫を、4つにまとめてお話したいと思います。
画像出典:herzing.ca
【26歳転職時の工夫1】なるべく若くみられないようにする
病院時代に通じた「初めてなんです」が通じない訪問看護
病棟に勤務していて若い分には、『初めてなんです』という言葉を盾に、知識不足や経験不足をいくらかごまかせました。
しかし、在宅では自分ひとりで患者様のケアにあたったり、家族の指導などを行わなくてはなりません。
ましてや、そのことによる不安感を与えるようではいけません。
不安を与えないための努力の一つが「若くみられないようにすること」だった
その一例として、患者様や家族に「若い」と思われないための工夫がありました。
服装や化粧(もともと薄化粧ですが)は地味にして、話し方も言葉遣いに気を付けるとともに、落ち着いてじっくり話すようにする。
また、今までの経験に基づいた知識を自信を持って伝え、「この人若いけど大丈夫?」といった不安を与えないよう気をつけていました。
さらには、病棟勤務していた頃に学生に間違われることも多かったため、年齢を聞かれたら正直に答えたり、病院での勤務年数をお伝えし、信頼してもらえるよう努力していました。
その甲斐あったのかなかったのかはわかりませんが、年齢や経験不足を理由に訪問を断られることはありませんでした。
※他の訪問看護師の方も、若くみられない工夫はしてらしたようです:【訪問看護転職体験談まとめ】世代別にまとめてみました!
【26歳転職時の工夫2】どんどん新しい知識をつける
わたしの来歴と訪問看護
私がもともと勤めていた病院は、2病棟で4つの診療科、入院病床数約110床ほどしかない小さい病院でしたが、小さいからこそ何でも経験させてもらいましたし、いろんな疾患の患者様を看させていただきました。
内科では、心不全や脳梗塞(内科的治療の対象者のみですが)、糖尿病、消化器疾患(オペ前、オペ後、化学療法、検査、治療諸々)、重症肺炎(人工呼吸器管理)、慢性腎不全など、たくさんの患者さんを見させてもらい、浅く広くですがいろんなことを勉強できたので、訪問看護に生かせる経験となりました。
それでもやはり、訪問看護では今まで看たことのない疾患を持って生活している患者様がたくさんいらっしゃいました。
訪問看護で看る様々な疾患に対して
新しい患者様の訪問に行く際には、疾患の勉強をしたり、勉強会に積極的に参加するなど、勉強をして知識をつけてから訪問していました。
また、初めて見たり行ったりする処置は無理に一人で行わず、先輩看護師や訪問看護ステーションの所長に同行させてもらい、見学させてもらったり指導してもらいながら行っていました。
日々最新のケアの方法やエビデンス(医療的根拠)が変わるため、医療雑誌を読んだり厚生労働省のホームページを見て情報収集をして常に最新の知識を得るよう自己研鑚を行っていたのは、自分でも良かった点だと思っています。
▶ 次ページへ:26歳転職時の工夫3つ目は何!?
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