本記事の目次
足浴の手順
足浴の効果を出すためには正しい手順に沿って、行う必要があります。
その手順についてまとめてみました。
足浴の手順1 楽な姿勢をつくる
座位が保てる場合は端座位か椅座位で行っていきます。
ベッド上で行う場合は上半身を少しギャッチアップします。
できれば半座位であるファーラー位(上半身を45度アップ)が良いかと思います。
ギャッチアップしたら、両膝の下のクッション等を置いて安楽な姿勢をとっていきます。
足浴の手順2 防水シーツを準備する
ベッド上で行う場合には必ず防水シーツを準備します。
防水シーツを使用することで汚染を防ぐことができ、水しぶきから布団やシーツを濡らすことなく、安心して実施することができます。
防水シーツの上にバスタオルを2枚重ねて敷いていきます。
足浴の手順3 洗面器を準備する
足浴で使う洗面器を準備していきます。
病院や施設などには足浴専用のフットバスがあるかと思いますが、在宅の場合は代用できるものを探しましょう。
できれば感染予防を考慮して、足専用のやや大きい洗面器かタライなどを準備するのが良いです。
足浴の手順4 適温のお湯を準備する
準備した洗面器やタライに39℃位のお湯を半分程度準備します。
お湯の調整ができるように温度計も忘れないようにしましょう。
上記でも説明しましたが、ベストな温度は39℃となります。
しかし、お湯の好みは個人差によっても大きく異なってきますので、本人が望むお湯を準備していきましょう。
足浴の手順5 少しずつお湯をかける
踵を支えて抹消から少しずつお湯をかけていきます。
お湯の温度を調整しながら両足を洗面器に入れましょう。
続いてウォッシュクロスや軍手を使って石鹸をつけていき、足先からきれいに洗っていきます。
特に足先の指の間は指を広げる感じで丁寧に洗うことを心がけると良いです。
同じように両足を洗っていきます。
洗い終わったら片足ずつ踵を支えて上げ、必ずかけ湯をしてから、両足をバスタオルの上に置きます。
端が垂れて肌に当たると不快感を与えてしまうので注意していきましょう。
足浴の手順6 水分を拭きとる
洗面器を取り除きバスタオルで両足を拭いていきます。
足指の間は水気を十分に拭き取っていきましょう。
足浴の目的と手順 まとめ
足浴は身体をリフレッシュさせて入眠を促す目的で実施する場合もあります。
とくに就寝2時間前の足浴は副交感神経の活動を高めて、精神的なリフレッシュ効果があるといわれています。
皆さん、ぜひ参考にしてみてください。
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