日本でもグリーフケアという言葉を耳にする機会が増えてきている昨今ですが、認知度はまだまだ低いと言えます。
たとえば米国などではその地位が確立されており、「グリーフケア」が広く認知され、具体的に様々な活動が行われています。
看護全般もそうでしょうが、グリーフケアは悲嘆を抱えた人それぞれで関わり方は違うものですので、体系化が非常に難しいと考えられます。
たとえば、「サポート」と言うと「補助」という感じがしますが、グリーフケアは何かを強制したり補助するわけではありません。
深い悲しみに苦しむ人に対して「寄り添う」こと、それがグリーフケアで必要なことであると言われていたりします。
そんなグリーフケアについては様々な書籍が販売されており、簡単に購入することができます。
より良いグリーフケアが実践できる社会へと変えていくためにも、まずは「グリーフケア」を知ること、そして考えることが大切です。
そこで今回、グリーフケアに関するオススメ本を5冊まとめてみました。
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画像出典:thefix.com
悲嘆とグリーフケア (医学書院:広瀬寛子著)
ナースカウンセラーである著者が、グリーフケアと難しい解決の糸口を、自分自身の経験を基にまとめてあります。
看護師だけでなく、悲嘆し苦しむ最中の方々にも様々なことを気づかせてくれる本です。
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悲嘆カウンセリング (誠信書房:JWウォーデン著)
臨床心理士の著者が、様々な理論や事例をもとに悲しみに暮れる心と向き合う方法についてまとめてある1冊です。
カウンセラーや臨床心理士向けの書籍ですが、内容は非常にわかりやすく、看護師やその他の医療従事者にも是非読んでほしい本です。
遺された人のグリーフワークに寄り添い同行する人たちが必携すべき「地図」であり、バイブルであると評されています。
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死ぬ瞬間 〜死とその過程について〜(中公文庫:キューブラーロス著)
精神科医である著者が死の過程を独自の視点で5つの段階でまとめている一冊であり、多くの看護師に読まれている本です。
グリーフケアのことは直接的に書かれていませんが、死を考えるという点では、遺された人にも是非読んでいただきたい本です。
看護師なら一度は読んでおくべき本のひとつでしょう。
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▶ 次ページへ:グリーフケアに関するオススメ本その4とは??
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