その人らしい最期を迎えるための「在宅ホスピス」の現状:なぜ普及率が低いのか?

 

・在宅ホスピスの費用が低めに抑えられる主な要因3つ

 

  • ⑴ 緩和ケア病棟の施設基準を満たした施設は、患者1 人あたり一律1日3万8,000円が支払われること。
  • ⑵ 健康保険が適用されるので、患者の自己負担は2割か3割となること。
  • ⑶ 1ヵ月の医療費の 高額医療の減免制度が利用できるので、自己負担額の最高額には上限あること。

 

このように補助が多い在宅ホスピスですが保険適用外の費用として、食費やその他の諸費用ももちろんかかってきます、

しかしこれらは一般の病院も同様なので、施設ホスピスの入院費用が一般 の病院に比べて一概に高いとは言えません。

 

出典元:wp.production.patheos.com

 

在宅ホスピスの現状③ 在宅ホスピスの評価は家族からも高い

 

在宅ホスピスを利用する場合、もちろん家族の方の支えは必要不可欠です。

では、在宅ホスピスを利用した家族の方は在宅ホスピスをどのように評価しているのでしょうか?

厚生労働科学研究費はホスピス・緩和ケア病棟で身近な人を亡くした遺族調査で、ホスピス緩和ケアを受けた前後の印象の調査を行いました。

その結果、「痛みを緩和してもらえた」「尊厳ある生活が送れた」という印象はケアを受ける前より高得点となり、

「死を待つだけだ」「高額な費用 がかかる」という印象の得点が比較して低くなったことがわかっています。

引用:日本ホスピス緩和ケア協会からの提言「これからのホスピス緩和ケアについて」

 

このように、在宅ホスピスは利用者本人だけでなく、周りの家族の方も満足出来るサービスと言えます。

 

出典元:content.mediastg.net

 

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