看護における基礎概念〜看護管理編〜
看護管理ってどんなもの?
主に師長や主任など、病棟での上のレベルの人が行うものです。
看護管理とは、言葉の上の意味として、「組織において困難なこと、簡単にはうまくいかないということについて、現状のデータを取ったうえで分析し、うまくやりくりすること」を言います。
看護の上で、管理される対象は、患者やベッド数だけでなく、我々看護師も管理者から管理をされていて、逆に管理をしているという立場にもなります。
画像出典:thestudentnurse.com
看護管理者の役割とは?
看護管理者が、管理をする上で最も大切にしてかなければならないのが、組織全体が滞りなく回り、質の高い看護を提供できるのかということです。
その目標を達成するうえで、看護の管理者として最も管理しなければならないのがその病棟で勤務する看護師たちです。
看護技術を患者に直接提供するのは、看護管理の立場にある人でなく、その病棟で働く看護師たちとなります。
そのため、看護職員が抱えている様々な問題を解決していき、滞りなく運営できるようにすることが病棟を管理するためのカギとなります。
看護管理者になるためには?
看護管理を担うものは看護管理者として、立派な認定資格を取得することが出来ます。
それでは、看護管理者になるためにはどうしたらいいのでしょうか。
●認定看護管理者とは?
まず、認定看護管理者とはどのような資格なのでしょうか。
認定看護管理者とは質の高い看護管理の能力を維持、向上させて医療や福祉の現場で役立ててほしいということが定義として挙げられます。
日本看護協会からの資格となるため、資格取得には定められている教育課程で学ぶことも必要となります。
画像出典:rnacademy.com
●どうすれば認定看護管理者になれる?
認定看護管理者の資格を得るためにはどうしたらいいのでしょうか。
資格取得の要件としてまず必須なのが、看護師の免許を取得しており、臨床での実務経験が5年以上あることです。
そのほかに4要件のいずれか1つを満たしていることが特徴であり、4要件というのは、大学院卒業や、師長経験があるなど様々です。
日本看護協会のホームページに詳細が載っているため参考にしてみてください。
看護記録について詳しく知りたい方は<こちらへ>
看護における基礎概念〜まとめ〜
以上いかがでしたでしょうか?
看護師という職業上日々の業務に追われ基礎に立ち返る時間をとることはなかなか難しいことだと思います。
ただ、「なかなかスキルアップできない」、「正解がわからない」という時は初心に戻るいい機会かも知れません。
”千里の道も一歩から”
です。悩んだ時にこそ初心に戻ってみませんか?
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