看護師が訪問看護に行かず病院にとどまる理由とは?

 

多くの場所で活躍する看護師の中でも、今後その役割が重要視されているのが「訪問看護師」です。

忙しい病院勤務の中で、ふと転職を考えたことのある方も多いのではないでしょうか?

特に訪問看護師への転職は、その業務の内容から魅力を感じる部分が大きく、転職ではなく、将来の目標として訪問看護師を考えている人も増えてきています

しかし、そんな魅力的な訪問看護師の仕事ですが、今一歩踏み出せずに、結局病院での勤務を続けている人も少なくありません。

今回は病院看護師が訪問に行かず病院にとどまる理由について考えてみたいと思います。

訪問看護 転職

画像出典:brocktonvna.org/

 

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訪問看護へ転職しない理由その1.仕事内容の違い

 

病院での仕事とは違い、訪問看護師患者さんだけでなく、患者さんを取り巻く環境や、家族のサポートすることも大切な仕事となります。

病院では、急性期で治療を行っている患者さんに対してだけの看護の展開を行えば良いのに比べて、訪問看護師はさらに多くのことに視野広く関わる必要があります。

また訪問看護は病院とは違い、「介護保険制度」による縛りがあるため、それらの知識、行政や他の公的機関などとの調整も必要になってきます。

そのような様々な制度に対して「難しい」「分からない」と抵抗を示す人も少なくないようです。

家族との関わりについても、スムーズに介入ができれば良いのですが、訪問看護の現場は、患者さんの家であり、家族の意向は非常に重要になります。

病院とは違う「生活の場」での看護の実践は広い視野と、様々な知識、家族を含めた複雑な配慮が必要になるのです。

 

「visiting nurse」の画像検索結果

画像出典:homecaretherapies.com

 

やはり、仕事内容が変わる不安がある人が多いのですね。

そんな人向けに病棟勤務中でも出来る! 訪問看護師のスキルアップ術5選という記事もあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

訪問看護へ転職しない理由その2.一人でケアすることの不安

 

訪問看護は多くの場合、看護師1人で患者さんの自宅に行き、看護、ケアを提供しています。

訪問した看護師は、限られた時間の中で患者さんの状態はもちろん、家族や環境の変化までしっかりと把握する必要があります。

また1人でケアを行うことをメリットと感じる人もいると思いますが、1人ということに対してプレッシャーや不安を感じる人も多いです。

もちろん全てを1人で行うわければありません。

事業所(訪問看護ステーション)内では、同僚や上司に相談したりアドバイスをもらうなど、チームとして看護をおこなうのですが、実際の現場では1人であるということにどうしても抵抗がある人も多いようです。

 

「visiting nurse」の画像検索結果

画像出典:vnacolorado.org/

 

大学2年生ながら、訪問看護に挑戦している小山さんのインタビュー記事もあるので、1人でのケアに不安を感じている人は是非参考にしてみてください。

【小山慧さんインタビュー】訪問介護に挑戦するまでは、障がい者が〇〇だと思っていた

 

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