看護部長の4つの業務内容。そして、求められる役割とは?

 

看護部長の業務内容1:目標設定と評価

 

看護部長の業務内容として病院や施設の「理念」「目標」に沿った、看護部目標を定めることが挙げられます。

その目標を達成するために、その他の管理職と協力しながら管理業務をおこないます。

 

単に目標を定めるだけでなく、その目標達成の為の具体策、また具体策を実施して効果があるかという評価も大切です。

具体策に問題がある場合には、再度具体策を検討する……なんてことも。

目標を達成するための具体策は、看護部の運営方針にもなります。

したがって看護部長は看護部の進むべき道をしっかりと示すことが必要です。

 

画像出典:scandinavianexpat.com

 

看護部長の業務内容2:看護部の人員配置・人事

 

看護部内における人事を決定するのも看護部長の役割です。

看護師の配置は、看護基準といった看護の質のコントロールや入院基本料などの病院の収益などに関わります。

さらに労働時間に関わる病院法といった様々な要素に絡むため、適切な人員配置は非常に重要な業務なのです。

また人事は看護基準を満たすだけのものではありません。

看護師個々のスキルアップや、部署の活性化なども目的として行います。

このような様々な側面から人員配置を考えることは大変難しい業務であるといえます。

 

画像出典:panacherecruitment.co.uk

 

看護部長の業務内容3:看護師の採用計画や就業活動

 

近年多くの病院や施設では看護師数の不足に伴い、人員配置に頭を悩ましているところも多いのではないでしょうか。

急な病欠者、産休、育休者、退職者など、看護師数が突然減ることもあります。

そのため安定した人員を確保することも看護部長の役割のひとつです。

たとえば採用計画や就業フェアなどへの参加、インターンシップや施設見学などの企画をすることもあります。

 

▶ 次ページへ:看護部長の業務内容、その4とは?

 

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