ポリファーマシーにさらされる高齢者に起こりやすい6つの症状って?

頻度はそれほど高くないが起こると重大な2つの症状

 

ポリファーマシーによる症状5:肝機能障害と腎機能障害

 

薬は肝臓で代謝されたり腎臓から排泄されます。

薬が何種類もあると肝臓や腎臓の負担が大きくなり、臓器も障害を受けやすくなります。

どちらも定期的な採血で異常は見つけることができます。

腎機能については高齢者はもともと低下していることもあるのですが、急激に悪化する場合は薬を疑います

そして疑わしい薬は直ちに中止する必要があります。

しかしたくさん薬を飲んでいる患者さんでは、どの薬が身体に合っていないのか判断するのが非常に困難です。

肝機能障害や腎機能障害は生命に関わることがあるのでポリファーマシーの重要な問題の一つです

 

ポリファーマシーによる症状6:低血糖

 

糖尿病は多剤併用になりやすい疾患のため、糖尿病の薬を服用している患者さんはポリファーマシーに注意が必要です

薬の効きすぎや飲み間違いなどで血糖値が下がり過ぎて、低血糖状態になることがあります。

しかし高齢者は低血糖に気付きにくいといわれています

早めに糖分を摂取すれば低血糖は改善しますが、放置すると重篤な状態になることがあるので糖尿病の患者さんはより注意が必要です。

 

画像出典:patrasevents.gr

 

ポリファーマシーで高齢者がさらされる6つの症状:まとめ

 

いかがでしたか?

ポリファーマシーの患者さんでは様々な有害事象が起こる可能性があります

患者さんのQOL(生活の質)を維持、改善するためポリファーマシーは積極的に解決すべき問題であると考えられます

 

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