無意識に使ってませんか？実は看護師さんのNGワード３選！

 

患者さんに対しての声掛けは、不安を軽減したり、安心感を与えることのできる大切な看護技術です。

しかし時として、良かれと思ったその声掛けが、逆効果に働くこともあるのです！

今回は看護師さんが患者さんにむやみに言ってはいけない言葉についてまとめてみました。

以下のことに気をつけ、患者さんから信頼してもらうことができる看護師を目指しましょう！

 

画像出典：burnspharmacy.ie

 

【看護師の患者さんへのNGワード】その１．「元気そうですね」

 

患者さんに対して「元気そう」という言葉はまずNGです。

元気であればそもそも病院には来ていません！

入院加療中の患者さんや、治療が難しい疾患の患者さんに対しては、その日の調子が良さそうに見えたとしても、「元気」という言葉は使うべきではありません。

また「元気そう」という言葉は、看護師の主観を患者さんに押し付けてしまう場合もあります。

こんな時は「今日のお加減はいかがですか？」とまず患者さんに尋ね、患者さん本人の口から体調を確認した方が良いでしょう。

 

画像出典：heddingtonoaks.com

 

【看護師の患者さんへのNGワード】その２．「頑張ってください」

 

頑張れ！という言葉は励ましの言葉ではありますが、不安を抱えながら病気と闘っている患者さんにとっては、さらにプレッシャーを与えてしまうことがあります。

特に不安が強い患者さんや、精神的に不安定な状態の患者さん、精神疾患の患者さんに対しては注意が必要です。

患者さんは既に治療を頑張っておられます。

そこに追い討ちをかけるように「頑張って」と言われてしまうと、さらに不安も強くなってしまいます。

またこれ以上何を頑張ればいいんだと追い詰めてしまうこともあります。

患者さんを応援したいという思いで、頑張れという言葉を使いたくなりますが、その際は焦らさず、プレッシャーをかけないように注意しましょう。

 

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【看護師の患者さんへのNGワード】その３．「大丈夫ですよ」

 

「大丈夫」という言葉は安心感を与える言葉ではありますが、不安が強い患者さんにとっては、逆効果になってしまうことがあります。

例えば手術を受ける患者さんに対して、ただ「大丈夫ですよ」といくら声をかけてしまうと、

• 「これから命をかけて手術を受けるのに何が大丈夫なんだ！」
• 「大丈夫な訳ないだろ！」

となってしまいます。

確かに不安と緊張と戦っている患者さんに対して、「大丈夫ですよ」という言葉は全く安心できる根拠がありません。

• 「必ず側に看護師がいますので、何かあればいつでも声をかけてください。」
• 「最高の手術の準備ができています。不安な気持ちはわかりますが、どうか私たちにお任せください。一生懸命サポートさせていただきます。」

このように具体的な声掛けが不安の軽減につながります。

ただ漠然と「大丈夫」と言われても、患者さんには何が大丈夫なのか分かりません。

病気と戦っている患者さんは常に不安を抱えています。

その不安を少しでも和らげることのできる声掛けを心掛けましょう。

 

看護師のNGワード 〜まとめ〜

 

普段何気なく使っている言葉や、プラスの思いを込めた言葉でも、患者さんにとってはマイナスに働いてしまう場合があります。

しかし看護師の言葉に、患者さんが勇気付けられるということも多くあります。

コミュニケーションスキルも看護技術の一つです。

患者さんに安心感を与えることのできる、そんな言葉を掛けることのできる看護師を目指しましょう。

 

 

 

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