うつ病の種類
うつ病は気分障害のひとつ。
なかでも、『うつ病性障害』と『双極性障害』に分けられます。
うつ病性障害
うつが中心的な症状。
その中で2つに分かれます。
『大うつ病』
単極性うつ病。
ほとんど毎日、憂鬱感がひどく無気力典型的なうつ病。
『気分変調症』
うつ病ほどひどい症状はないが、慢性的なうつ状態が続き、なかなか正常な気分に回復しない。
漠然とした身体的不調が2年以上も続いている場合をいう。
双極性障害
うつ状態と躁状態をランダムに繰り返す。
その中で2つに分かれます。
『双極性』
いわゆる躁うつ病。
うつと躁を繰り返す。
うつ状態がメインで躁はごく軽い場合もある。
『気分循環症』
気分が不安定でむらがある症状。
正常な気分と軽い躁状態を繰り返す。
非定型うつ病
うつ状態ではあるが、典型的なうつ病で現れる症状とは違った症状がある。
出来事に応じて気分が明るくなることがあり、過食・過眠などがあらわれやすい。
20~30代に多いのが特徴。
DSM-IVによる気分障害の分類 気分障害
双極性障害
- I型双極性障害・・・躁病とうつ病
- II型双極性障害・・・軽い躁症状とうつ症状
- 気分循環性障害・・・軽い躁症状と軽いうつ症状
- 特定不能の双極性障害
うつ病性障害
- 大うつ病性障害・・・ふつうにいううつ病。軽度、中等度、重度に分けられる
- 気分変調性障害・・・軽いうつ症状が2年以上続く(抑うつ神経症)
- 特定不能のうつ病性障害(DSM-IV-TRの試案では「抑うつ関連症候群」)
- 抑うつ関連症候群(DSM-IV-TRの試案)
- ・小うつ病性障害・・・症状の軽いうつ病(軽症うつ病)
- ・反復性短期抑うつ障害・・・短期のうつ状態が繰り返される(軽症うつ病)
- ・月経前不快気分障害・・・女性特有の生理的うつ状態
- 一般身体疾患を示すことによる気分障害
- 特定不能の気分障害
※DSM-IV
アメリカ精神医学会(APA)が発行する精神疾患の診断・統計マニュアル 第4版
Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorder – IV
最新の改訂版は、DSM-IV-TR
※引用:うつ病との闘い方
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