『看護師と訪問看護師のイロハ』 第9回「ユーザー(患者)」の違い

訪問看護師が抱えるユーザー

 

訪問看護受診患者数

 

平成23年度のデータ(厚生労働省調べ)になりますが、

 

  • ・小児等40歳未満の者及び、要介護者・要支援者以外:9.9万人
  • ・要介護・要支援者:28.7万人

 

これらが、訪問看護利用者総数になります。

なお、訪問看護取扱い病院・診療所、訪問看護ステーションの数も併せて図示したものが下図になります。

 

病院・診療所、訪問看護ステーション

画像出典:kango.or.jp

 

訪問看護受診患者の年齢内訳

 

下図の通り、訪問看護受信患者の年齢は、「65歳以上が8割以上」を占めています。

これは、幅広い患者さんに対応する看護師との決定的な違いでしょう。

 

年齢別利用者、訪問看護

画像出典:kangobu.com

 

介護保険利用? 医療保険利用?

 

訪問看護利用患者で最も重要な内訳の一つが、「介護保険利用か、医療保険利用か」というものです。

サービス内容や回数も下の表のように大きく異なってきます。

 

介護保険利用ユーザー 医療保険利用ユーザー
1回の

サービス

時間

・20分未満

・30分未満

・30分~1時間未満

・1時間~1時間30分未満

30分~1時間30分
回数 ケアプランに基づいて提供 原則週3回まで。

疾患によっては週4回以上利用可能

出典:山形県看護協会

 

<介護保険で訪問看護を利用する場合に関して>

 

介護保険を利用して介護サービスを受けるためには、役所から「要介護認定」を受ける必要があります。

介護が必要な方をその状況に合わせて5段階に分類したものが「要介護認定」。

それに対し、介護は必要ではないものの、日常生活に不便をきたしている人が分類されるのが「要支援」になります。

これらのうち、「要支援1~2」または「要介護1~5」に該当した方は、ケアマネージャーに相談し居宅サービス計画に訪問看護を組み入れてもらいます。

→要支援と要介護の区分についてはこちらを参照のこと

 

まとめ ~患者さんやご家族に聞かれても答えられるように!~

 

本第9回では、特に看護師訪問看護師の方にとっては一般的な知識となってしまいました。

しかし、患者さんとのコミュニケーションにおいては、こうした知識だからこそ必要になってくるのかもしれません。

何せ、患者にとって看護師さんは一番身近で信頼のおける存在なのですから。

そんな看護師さんたちが、患者さんの知りたい情報は何かについて把握しようと努めることは、非常に安心感につながるのではないでしょうか。

 

→次回はいよいよシリーズ結びの第10回です! 最後までお付き合いくださいませ。

 

【参考文献】

「訪問看護の現状と課題~在宅療養を支える看護職として~」(2011年、白十字訪問看護ステーション)

 

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