看護師が訪問看護に行かず病院にとどまる理由とは？

訪問看護へ転職しない理由その３．病院から離れる不安

 

多くの看護師さんは、看護師として最初に働く場所は病院であることが多いです。

病院で新人看護師としての教育を受け、看護師の基盤となる期間を病院で過ごす訳です。

そうなると自然と病院以外での働くということに対して不安を感じてしまいます。

訪問看護師に転職するということは、これまでの経験を活かしてさらにキャリアアップできる場ではあるのですが、慣れ親しんだ病院の環境からは一変するため、興味はあっても転職への一歩が踏み出せないという人も多いのではないでしょうか。

また大きな病院になればなるほど、教育体制や、様々な面で体制が整っています。

スキルアップは自分自身で努力すればいくらでもできるもではありますが、やはり病院勤務である方が、自然とこのような教育活動に触れる機会は多くなります。

さらに医療の現場から訪問看護の場に環境が変わるということは、最先端の医療現場から離れてしまうという不安を感じてしまうこともあるようです。

 

画像出典：britishpoussin.co.uk

 

訪問看護へ転職しない理由その４．給与に関して

 

正職員として病院に勤務している場合と、訪問看護で正職員として勤務している場合では、収入面においても差があると言われています。

病院では夜勤がありますが、訪問看護では患者さんからの急な要請に対応する「オンコール」の体制となります。

このため、夜勤手当や夜勤をする回数にもよりますが、病院勤務の方が収入面ではメリットがある場合が多いです。

オンコールについても手当ては発生しますが、夜勤手当を上回ることは難しいです。

基本給や賞与に関しても平均的な金額とはなっていますが、病院勤務よりも減額となる場合もあり、収入面でメリットがあるという職場は少ないのではないでしょうか。

この点も訪問看護への転職を考える際に大きなポイントとなり、病院での勤務を選ぶポイントになるのではないでしょうか。

 

訪問看護へ転職しない理由〜まとめ〜

 

バタバタと業務に追われる病院勤務ではなく、じっくりと患者さんと関われる時間を持ちたいと、訪問看護への転職を希望する看護師は増えてはいますが、様々な理由から、転職への一歩を踏み出せない看護師も多くいます。

今後の訪問看護の役割は、高齢化が進むにつれてどんどん拡大していきます。

厚生労働省が進める「地域包括ケアプラン」においてもその役割は非常に大きなものになっています。

訪問看護制度がなければ決して今度の超高齢化社会は乗り切れません。

また訪問看護に興味があって転職したが、結局病院勤務に戻ったという人も多いです。

転職とは人生の一大事でもあります。

もし転職を本格的に考えるのであれば、必ず訪問看護ステーションや事業所へ出向き、話を詳しく聞くようにしましょう。

場所によっては実際の訪問看護の現場を見学させてくれるところもあるようです。

 

また、ビーナースでは訪問看護ステーション転職で失敗しないためには？ 訪問看護特化の人材紹介会社に聞きましたという記事もあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪

 

大きく環境を変え、訪問看護に挑戦するということは素晴らしいことではありますが、自分自身の生活スタイルや、将来の姿、看護への思いなどと、今一度しっかりと照らし合わせ、訪問看護の扉を叩いてみてください。

 

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☆関連お役立ち情報☆

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