作業療法士とは？～看護師なら完璧に知っておきたい看護知識～

 

作業療法士になる為には？

 

作業療法士は国家資格です。

資格を取得するにはまず作業療法士養成校にて教育を受けなければなりません。

養成施設は全国に182校あり、3年過程の専門学校、4年過程の大学があります。

養成施設を卒業し、国家試験を受験し、合格すれば作業療法士の資格が取得できます。

国家試験には筆記試験と実技試験があり、合格率は2015年で77.5％となっています。

 

作業療法士の現状

 

作業療法士は2015年時点で74,801人が登録されていますが、その数はまだまだ不足していると言われています。

作業療法士の就職先は病院、クリニック、老健施設、児童養成施設、障害者福祉施設となっており、就職率は100％と言われています。

高齢者が増えてくるこれからの時代に、在宅復帰し少しでも自立した生活を送れるようにするため、作業機能を回復させる作業療法士の役割はますます拡大すると思われます。

 

画像出典:sobellhouse

 

作業療法士とは〜まとめ〜

 

各疾患により失われた機能を回復するためにはリハビリは非常に重要な役割を持っています。

看護師も入院生活の中で機能回復を促す関わりをしていくことが大切ですが、やはり専門家は作業療法士です。

退院後の患者さんの状態をしっかりとイメージし、専門的な訓練を作業療法士が行い、我々看護師がそれらを踏まえて入院生活の中で継続していく。

他職種がチームとして一人の患者さんにどれだけ関わっていくことができるか。

それこそがチーム医療の質を上げることにつながっていくのではないでしょうか？

 

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