足浴は単に足の病変を観察するだけではありません。
そこには爪切りも当然ながら入ってきます。
足のトラブルを引き起こす原因のひとつに、不衛生な爪切りや間違った爪切りがあるのです。
つまり、爪切りも大切なフットケアのひとつになります。
フットケアは糖尿病の患者さん中心に観察をしてしまいがちですが、高齢者であれば加齢とともに足の病変に関するリスクは当然ながら高くなってきます。
看護師が行う爪切りは足の病変を観察するとともに、重症化を防ぐ目的もあります。
では、看護師が行う足浴で行う爪切りのポイントと注意点をみていきたいと思います。
※足浴に関してはこちらの記事で紹介しています。ぜひチェックしてみてください!→足浴の効果と注意点とは〜現役看護師のえつこさんにポイントを伺いました〜
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【足浴で行う爪切りのポイント①】足浴をしてから爪切りをする
爪切りをする前に爪を柔らかくする
まず、足浴をしてから爪切りを行いましょう。
加齢とともに高齢者の爪は厚く硬くなってきます。
鷹の爪と呼ばれることが多い高齢者の爪切りは本当に気を使わなければいけません。
なので、足浴で足を温めておき、爪を軟らかくしておくことが大切になってきます。
このときに足専用のブラシなどを用いて、爪甲表面周囲と爪下に分けて、少しずつ角質を取り除いていきます。
爪の内側に入り込んでいる汚れは、痛みの原因や感染源にもなってきますので、皮膚を傷つけないように丁寧に取り除きましょう。
医療機関では爪用ゾンデがありますが、在宅ではこれに変わる物品として綿棒などが使われているのではないかと思います。
画像出典:scoopon.com.au
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