「看護部長」とは皆さんにとってどの様な存在でしょうか。
看護部のトップリーダーとして働く看護部長の役割は、実際にその立場に立ってみて初めてわかることばかりです。
看護部長に求められる役割とはどのようなものがあるのでしょうか。
看護師として、また看護部長を経験した立場から、看護部長の役割をまとめてみたいと思います。
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看護部長の役割①:看護部をまとめる
看護部長はスタッフをまとめより良い看護を提供する
看護部長には看護部で働くスタッフをまとめる役割があります。
大きな組織となれば、その数は500人以上のスタッフをまとめる立場にもなります。
スタッフをまとめ、そしてより良い看護を提供するために、病院の目標、看護部の目標の達成に向けてスタッフを牽引していかなければなりません。
看護部長は縁の下の力持ちになることが大切!
牽引するためには絶対的な求心力があればいいのですが、求心力やカリスマ性だけでは看護部は牽引することはできません。
明確な目標設定を行い、目標達成に向けての具体策の提示、そして引っ張るばかりでなく、様々な面で看護部を支える能力も看護部長には必要となるのです。
割合的には(支える力8:求心力2)が適当な割合ではないでしょうか。
主役はあくまでも患者さんに看護を提供する看護師です。
看護部長はトップリーダーでありながら、看護部の縁の下の力持ちであることが大切なのです。
看護部長の役割②:業務改善を行う
看護部長は患者さんのために業務改善を行う
日常業務の中でより効率よく、安全に業務をすることができるか。
これはどこの看護部においても大切なテーマになるかと思います。
問題点を明確にして、それらを改善するのが業務改善です。
看護師も千差万別、性格も色々です。いざ業務改善をしようと考えても、全てのスタッフが納得して開始できるときばかりではありません。
業務改善は人員不足、器具の不足、変更できない業務動線、スタッフのスキル、様々な問題点に対して行います。
大事なことは、その業務改善は誰のために行うのかをきちんと把握しておくことです。
看護部長は看護師の負担を減らし、ケアの向上を目指す!
看護部のスタッフの負担を軽減させることはとても大切です。
単に楽に仕事をさせるために業務改善を行うのではありません。
スタッフの負担を軽減し、その結果患者さんと向き合う時間、看護を実践する時間を増やすために業務改善を行うのです。
色々な性格の看護師はいますが、看護師として働く以上、患者さんに対してより良い看護を提供するという目的は共通の認識です。
業務改善を実施することは難しいことではありますが、その目的を明確にし、目指すべき結果に導くことが看護部長に求められる役割のひとつになります。
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