胃ろうの手術方法
胃ろうの手術は内視鏡を使用し、比較的負担の少ない手術
胃ろうの手術は内視鏡を使って、10〜30分程度で行われます。
内視鏡から胃の中に空気を送り、胃を膨らませることでお腹と胃をくっ付けた後、局所麻酔をして専用の針を使ってお腹と胃に一気に穴を開けます。
局所麻酔で行われ、出血はほとんどなないため、入院期間も短くて済み、体への負担はかなり少ない手術です。
胃ろうの術後
胃ろうの術後は数日間様子を見たうえで、問題がなければ栄養剤を投与して、逆流がないかスムーズに流れるかなどを確認します。
術後4日ほどで、問題がなければ入浴も可能となります。
状況によっては全身麻酔などで開腹手術が行われることがあります。
画像出典:localhealthguide.com
胃ろうの手術 まとめ
今回は胃ろうの基本的な知識についてまとめてきました。
胃ろうの手術は比較的負担の少ないものですが、胃ろうを増設する場合、介護が長期化する可能性があるなど精神面や倫理面で本人・家族の抵抗感がある手術であることは事実です。
看護する上で本人や家族の思いにも耳を傾けられるとよいですね。
次回は、胃ろう手術後の経過観察について詳しくまとめていきたいと思います♪
※参考文献
・NPO法人PDN(Patient Doctors Network)
・安心介護
この記事はいかがでしたか? ・週一回なら、まぁ見てもいいかな♪ といった方は是非ご登録をお願いします!!
下記リンクからの無料会員登録で、 メルマガ受け取り@毎週土曜日 診療報酬改定まとめ資料受け取り などが可能になります!! (もちろん、わずらわしい情報は一切お送りしませんよ♪)
|
☆関連お役立ち情報☆ |
・嚥下障害予防・抑制のため、食事介助で押さえておくべき6つのポイントとは? |
☆おすすめのまとめ記事☆ |
・【看護師スキルアップ術まとめ20選】3種の看護スキルでQOLを最大化! |
★ここまでで分からない用語はありませんでしたか? そんな方は・・・
関連する記事
造設費用だけじゃなくて維持費も?! 胃ろうにかかる費用とは
胃ろうとは、何らかの理由で経口摂取が難しくなった方が胃に穴を開けてチューブを通して直接胃に食事や薬を投与する処置です。胃ろうを造設すると手術の費用だけでなく、その後も管理が必要となり栄養剤にも費用がかかります。今回は胃ろうに関わる費用とは、をテーマに胃ろうにかかる費用の実際についてまとめていきます。
胃ろうのメリット・デメリットとは?胃ろうの手術を行う前に知っておきたい!
胃ろうとはペグとも言われ、胃に穴を開け、カテーテルを通し直接栄養を送りこむものです。今回の記事では、胃ろうの適応やメリット・デメリットについてまとめていきたいと思います。
胃ろうの在宅看護の現状って?
手術によって胃に穴をあけ、直接胃に栄養を送り込む胃ろう。在宅でも胃ろうが普及している現状はご存じでしょうか。人工的に栄養を補給する方法は胃ろう以外にも経鼻栄養・腸ろう・経静脈栄養が挙げられます。今回は在宅医療における胃ろうについて詳しく解説します。
胃ろう手術後に気を付けるべきことは?ポイントまとめ!
胃ろうとは、内視鏡を使って胃に空けた小さな穴のことを言います。そこで今回は胃ろう増設手術の合併症や術後の観察・管理のポイントについてまとめていきたいと思います。
訪問看護師が行っておきたい研修5選!スキル以外も学ぶことはたくさんあります
今回は訪問看護師として役立つ研修を5つご紹介させていただきます。研修は多くの知識をまとめて学ぶことが出来るだけでなく、看護仲間も増え刺激をもらうこともできますよ。