誤嚥性肺炎の現状と今後の課題
「日本呼吸器学会」のホームページ(2016年3月17日現在)によれば、
日本人の死亡原因の第4位は肺炎です。肺炎で死亡する人の94%は75歳以上であり、 90歳以上では死亡原因の第2位に順位があがります。
と記載されています。
さらに、高齢者の肺炎の75%が、誤嚥性肺炎に関係しているとも。
加齢によって様々な機能の低下が起こり、摂食嚥下機能が低下します。
また、高齢になると様々な全身疾患を抱えていることも少なくはありません。
「最期まで口から食べたい、食べさせたい」という、患者本人や家族の願いに対して「誤嚥性肺炎」のリスクは大きな障壁のひとつなのです。
画像出典:ontargetliving.com
誤嚥性肺炎とはなにか? 現状と今後は? まとめ
「誤嚥性肺炎」は、現代の高齢化日本で死亡要因として高い順位にあります。
人間の生命維持や楽しさに関わる「食べる」力が、加齢や疾患など様々な理由から障害を受けることで「誤嚥性肺炎」のリスクが高まります。
看護師であれば、どのような診療科に勤めていても必要になる知識ですから、知っておいて損はありません。
よく勉強しておきましょう。
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