がん対策推進基本計画の特徴4つを紹介! ~がん対策推進基本計画の見直しの時期が近い?!~

 

昨今、日本社会では肺がんや、大腸がんなどにかかるがん患者は増え続けていますね。

そんな脅威であるがんに対策すべく、がん対策推進基本計画というものがあることをご存知でしょうか?

そしてがん対策推進基本計画とは「がん対策推進基本計画とは? ~これまでの10年間を振り返る~」の記事にもあるように「がん対策基本法に沿って、具体的に何を行うのかを期間を決めて計画を立てたもの」です。

実は、がん対策推進基本計画は職場や、自分の住んでいる地域の保健福祉などで身近に取り組まれていることの土台になっているのです。

では、がん対策推進基本計画の特徴とはどうようなものがあるのでしょうか?

今回の記事ではがん対策推進基本計画の特徴を確認していきます!

 

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【がん対策推進基本計画の特徴その1】がん対策推進基本計画は、がん対策基本法に沿ってつくられる

 

がん対策基本法は平成18年に制定され、平成28年に改正が行われました。

そして、がん対策推進基本計画は、がん対策基本法に沿ってつくられています

改正後のがん対策基本法では以下の5つの理念が掲げられています。

 

がん対策推進基本計画の前提:がん対策基本法の5つの理念

 

  • ・医療だけではなく、福祉や教育的な支援が受けられるようにする。また、国民の理解が深まり、がん患者が尊厳を保持しつつ、安心して暮らすことのできる社会の構築を目指す。
  • ・それぞれのがんの特性に配慮した対策を行う。
  • ・保健や福祉、雇用、教育そのほかの関連した施策と連携し、総合的に実施する。
  • ・国や地方公共団体、医療保険者(健康保険組合など)、医師、事業主、学校、がん対策に関係する活動を行う民間の団体などの密接な連携のもとに実施される。
  • ・がん患者の個人情報の保護について適正な配慮がなされるようにする。

 

以上のような5つの基本理念をもとに、全ての患者やその家族が安心して過ごしていける社会を目指していきます。

この法律をもとにして作成されたのが、がん対策推進基本計画です。
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