ケアマネジャーが作成するケアプランとは?サービス計画書の書き方のコツも!

 

ケアプラン「サービス計画書2表」とは具体的なサービスを明示するもの

 

2表は1表で定めた方針をより具体的にしたものです。

ニーズでは「○○したい」「○○する」と明記して、何に困っているのか、何をしたいのか書きます。

次に長期目標はおおよそ1年後に達成できる目標を設定します。

短期目標は3か月から6か月後に達成する目標を設定します。

サービス内容は支援者が行う内容を具体的に書きます。

サービス種別は訪問介護を使うのか、デイサービスを使うのかなど、事業所種別を書きます。

には事業所名を書きます。

頻度は週に何回するのか、月に何回するのか、一日何回するのか、具体的な頻度を書きます。

期間はそのケアプランの有効期間を書いています。

 

例えば、

 

  • ・ニーズ…体の清潔を保ちたい
  • ・長期目標…お風呂に安全に入りたい
  • ・短期目標…お風呂が入れない日は体を拭くことができる
  • ・サービス内容…転倒に気を付けて入浴介助を行い、入浴が出来ない日はタオルとお湯を用意し自分で拭けるようにする。背中などの手が届かない所は手伝う。
  • ・事業所種別…訪問介護
  • ・※…〇〇ヘルパーステーション
  • ・頻度…毎日

 

といったように、2表は誰が何をするのかという支援内容を具体的に明記していきます。

 

3表週間サービス計画書と言い、1週間で行われるサービスや高齢者の動きを明示していきます。

 

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画像出典:bwizer.files.wordpress.com

 

ケアプラン作成のコツ=高齢者本人の生活を尊重する

 

ケアプランはその性質上、サービス事業所が適正にサービスを提供するものと思われがちですが、実際は高齢者本人の為にあるものです

高齢者がより自分らしい生活を尊重してもらうためにケアプランはあります。

ケアマネジャーはこのことを意識してケアプランを作成すると、良いケアプランができるでしょう。

 

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