サ高住はこれからどうなっていくのか? 〜超高齢化社会と増加するサ高住〜

 

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は現在、その施設数が最も増加している介護施設といえます。

2025年の超高齢化社会に向けてその役割が期待される一方で、これから介護施設としての充実も併せて期

待されています。

サ高住の現在と今後の展望について、まとめていきたいと思います。

 

サ高住の今後の展望

出典元:socialsolutions.com

 

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現在のサ高住

サ高住は急激に増加している!

 

平成23年11月からその制度が開始されたサ高住は、その後急激にその数が増加しており、平成24年末には2,772物件、89,122戸まで増加しました。

その後も年々物件数、戸数共に増加しており、平成27年2月時点では5,451物件、176,405戸のサ高住が登録されています。

この急激な増加にはサ高住に対しての整備事業が大きく関係していると考えられています。

 

サ高住は介護福祉施設ではありますが、国土交通省と厚生労働省の共管制度として「高齢者住まい法」を基にして登録基準が決められています。

国土交通省が関与しているという点からも、介護福祉施設でありながら、より住居としての位置付けが高

いということがわかります。

引用:国土交通省:サービス付き高齢者向け住宅

 

サ高住の登録基準3点 〜建造物、サービス、契約〜

 

サ高住の登録基準① 〜建造物の基準〜

まずはじめに、サ高住の登録基準として建造物の基準を満たさなければなりません

建造物の基準は以下の3つになります。

 

・床面積が原則25㎡以上

・トイレ、洗面設備の設置

・建築物がバリアフリーであること

 

まずは建造物が基準を満たしているかしっかり確認しましょう!

 

出典元:accadulthomecare.com

 

サ高住の登録基準② 〜サービスの提供〜

 

次に基準として必要となるサービスの提供には以下の2つが挙げられます。

・『安否確認』

・『生活相談』

 

直接的な介護サービスなどについては、外部の介護事業所などに依頼することになります

サービス付きという名称ではありますが、安否確認、生活相談が最低限必要なサービスとされています。

 

サ高住の登録基準③ 〜高齢者の居住の安定が図られた契約〜

 

そしてサ高住の基準として必要となるのが、高齢者の居住の安定が図られた契約をすることが必要

となります。

安定が図られた契約をするために以下の2点に気をつけましょう。

・敷金、礼金などの入居の際に必要な費用

・一般的な賃貸住宅と同様の、入居に関しての契約

 

また前払い家賃などの返還ルールや保全措置が講じられていることもサ高住登録の条件となります。

このように比較的登録基準が難しくないこともサ高住が増加している要因と言えます。

 

▶ 次ページへ:サ高住が増加している理由①とは???

 

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