訪問看護ステーションの開設にかかる費用とは?
【訪問看護ステーション開設にかかる費用 その.1】 法人格の取得にかかる費用
法人格には株式会社や有限会社、合同会社、合資会社、医療法人、社会福祉法人、NPO法人などがありますが、訪問介護ステーションの開設には、まず法人格の取得が必要なのです。
税理士事務所などに依頼した場合には、手数料を入れて20万円以上となります。
ただし、市町村などによっては新規創業に対しての支援金が交付される場合もあるようです。
利用できる制度がないか調べてみる必要がありますね♪
※参考:介護事業開業経営相談サポート
【訪問看護ステーション開設にかかる費用 その.2】事務所のリフォームや家賃にかかる費用
次に、認定要件のひとつでもある事務所の準備が必要です。
自宅でも開設可能で、その場合の費用はかかりません。
しかし、訪問看護ステーションを効率的に運営するための広さの確保、職員の作業スペースの他、相談などの際に個人のプライバシーを保護できるような環境は、現実的には必要になるでしょう。
そのため、たとえ自宅であってもリフォームなどの費用が必要になりますし、新しく事務所を借りる場合には、賃貸契約にあたる諸費用や前家賃の支払いなどの費用を用意しなければなりません。
【訪問看護ステーション開設にかかる費用 その.3】運営費、人件費、その他諸経費
開設する場合には、人員基準として管理者も含めて、常勤換算で2.5人の看護職員が必要です。
この場合、管理者は常勤で看護師・保健師であることが必要ですが、その他は准看護師でも可能です。
開設者の給料はさておき、当たり前ですが、採用した人には給与を支払わなければなりません。
開設者は無給としても、1.5人分の給料が必要です。
さらに、家賃と光熱費のほか、備品、交通費などの諸経費がかかります。
※関連記事:訪問看護ステーションの指定条件とは ~人員・設備・運営の基準をご存知ですか?~
画像出典:telegrafi.com
訪問看護ステーションの開設にかかる費用とは? まとめ
手続きや仮の運営費などを元に、開業にあたる費用を概算してみたところ最低でも500万円が必要そうです。
しかしながら、立地や職員の給与、また経営状況などを考慮すると、さらに資金が必要になる場合もあります。
訪問看護ステーションの開設には、十分な資金としっかりとした経営計画が必要となっていくことが考えられますね♪
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