看護師が精神科で働くために必要なスキルといえば「こころ」「人生経験」「内科的疾患の看護」だと私は考えます。
他にもさまざまな考えがあるかと思いますが、私はこの三つに焦点をあてて書いてみたいと思います。
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1.看護師が精神科で働くためには「こころ」が必要
看護学校では正直なところ「こころ」の教養について、多くの時間を費やすことはありません。
しかし、臨床の現場で働くようになると「こころ」のケアが必要になることを、自然と実感していきます。
患者様に提供する看護ケア一つ一つに「こころ」がなければ、残念ながらそのケアが活きてくることはありません。
精神科ではとくに「こころ」が重視されてきます。
看護師が何気なく発した言葉一つで、病状が一変してしまうこともあり、本当にコミュニケーションの難しさを我ながら痛感しています。
「こころ」は学生時代の数学のように答えが一つではありません。
たくさんの答えがあり、そして正解というものはないのです。
だからこそ、精神科看護は奥が深く「こころ」の難しさがあるのだと私は思います。
精神科看護師に必要な「こころ」のスキル・・・。
それはズバリ、忍耐力そして感情のコントロールです。
また心理学視点からは「レジリエンス」を強化して、折れないこころを作っていくことが常に求められています。
2.看護師が精神科で働くためには「人生経験」が必要
精神科看護は一般科と違って、症状が目に見えるものではありません。
予測不能な事態に巻き込まれることも多く、危険を察知した行動を取ることが常に求められます。
しかし危険を察知した行動はすぐに身に付くものでもありません。
そのような時こそ人生経験が活きてくるのではないかと思います。
人生経験はその人自身をうつし、そして看護観にも大きく反映されてきます。
医療や精神科看護に関係なくても、さまざまな経験はあなた自身を大きく成長させていきます。
ひょんなことから、人生経験が精神科看護に活かされ、そして開花していくのではないでしょうか?
無意味だと思える経験ほど、看護師が精神科で働くためには「人生経験」が必要なのです。
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