口腔の清潔もポイント
口のなかを清潔に保つことは、虫歯や歯槽膿漏の予防だけでなく、肺炎などの感染症の予防、食欲増進などにも効果があり、大変重要なことです。
自立に向けた介助を心がけたいので、座位を保った姿勢で口腔ケアの介助を行います。
歯ブラシの柄を握りやすくするなど福祉用具も活用していきましょう。
(1) ブラッシング法
虫歯原因にもなる歯垢を取り除くため、食後すぐに歯をみがくことが大切です。
歯ブラシは柔らかめまたは普通の硬さで軽く使用しやすいものを選択し、歯の上下を隅から隅までみがきます。
(2) うがいができない利用者の場合
利用者に口腔ケアの必要性と手順を説明し、自分でできることは自分で行う同意を得ましょう。
介護者は必ずご自身の手を清潔にした状態で、必要な物品を用意してください。
口腔内の観察や、摂食機能を高めるために口の中・頬と口の周りのマッサージ・口の開閉運動なども行いましょう。
画像出典:motke.co.i
(3) 義歯の手入れ
義歯は食べ物の残りかすがつきやすく、感染や口臭の原因ともなるので、清潔を保ちましょう。
以下、義歯の利用者へのポイントです。
- ●食後や寝る前は、義歯を外す
- ●歯ブラシを使用して、表面・内面ともに流水でよく洗う。その際、研磨剤の入った歯磨き粉は使わない。
- ●義歯を外したときは、残りの歯もみがく。
- ●使用しない場合は、専用の容器に洗浄剤などを入れた水の中で保存する
- ●義歯が合わない場合は、歯科医師と相談
食事介助のポイント〜まとめ〜
どんな状態にある人でも、食事は生命維持のためには、必要不可欠なことです。
これから先も長く楽しく食事が摂れるように、食事内容だけでなく、食事をする環境作りと食事ができる状態を保つことも大切です。
「食べたくない!」と言い放つ高齢者も多いですが、その要因は何か必ずあるはず。
美味しいものを笑顔で食べてくれる、すなわちQOLの向上につながる食事介助ができることを願っています。
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