ポリファーマシーの問題点3:薬代の負担…薬はタダではもらえない
●ポリファーマシーで薬代が高くなる
お薬を手に入れるにはお金が必要です、当然たくさんの薬を服用されている患者さんは薬代が高くなります。
どれくらいだと高く感じるかは個人差がありますが、薬局薬剤師の感覚では保険点数で月1500点から2000点くらいを超えると結構高いなぁと思ってしまいます。
なぜかというとこの辺りから「薬代が高いなぁ!」とコメントする患者さんが増えてくるからです。
患者さんは病院で既にお金を払った後、薬局でも薬代を払うので実際の負担金額は更に増えます。
ちなみに一点は一割負担で1円、二割で2円、三割で3円、自費で10円です。
画像出典:i.sozcu.com.tr
ポリファーマシーの問題点4:社会保障費の増大で、若者の負担も増加
●労働者が社会保障費を負担しています。
たくさん薬を服用している方は高齢者の割合が非常に高いですが、実際に社会保障費を支払っているのはそれを支える若者、つまり労働者です。
国民の医療費は年々増加しています、少子高齢化の時代でこれはとても深刻だと考えられています。
ポリファーマシーが無くなり、必要のない薬代を削減する事が出来れば若者の負担も減ることでしょう。
ポリファーマシーの問題点:まとめ
ポリファーマシーの4つの問題点、いかがでしたか?
ポリファーマシーの問題は、実際に薬を処方される患者さんの金銭的負担や身体的負担だけでは済みません。
家族の方や介護する方、そして社会保障費を支払っている方全ての問題であると考えられます。
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