タクティールケアのことはご存知でしょうか。
タクティールケアとは、「タクティールケアの定義と目的、そして気になるその魅力的な効果とは??」の記事にもある通り、タクティールケアとはスキンシップによる非言語的コミュニケーション方法の一つです。
実は、タクティールケアは近年、より一層関心を集めているのです。
タクティールケアはさまざまな場面で活用ができます。
今回は、タクティールケアの具体的な活用例とタクティールケアの具体的な方法について、そしてそのコツについて説明します。
画像出典:souriez.ca
タクティールケアはどんな場面で活用できるの?
タクティールケアの具体的な活用場面その.1:不安や緊張しているときに
不安や緊張の原因はいろいろと異なり、原因は本人でなければわかりません。
そのような場合、ゆっくりと腕や肩に手を置いてみます。
病院で患者さんの家族が不安になっておられる場面で、肩や背中に手を置いて、言葉かけをした経験がある方も多いのではないでしょうか?
「そばにいますよ」「一人ではありませんよ」という気持ちを伝えるタクティールケアによって緊張がほぐれるのです。
タクティールケアの具体的な活用場面その.2:眠れないときに
眠れないという原因もさまざまです。
痛みなどの身体的な原因や不安や悩みの心理的な原因によるものもあるでしょう。
痛みなどの身体的な原因の場合は薬剤でないと改善されないかもしれません。
しかし、心理的な原因では、タクティールケアを行うことで良質な睡眠を提供することができるでしょう。
おかあさんが子供にトントンすると、安心して眠れるのと同じ要領ですよね。
タクティールケアの具体的な活用場面その.3:便秘のときに
便秘の原因の一つに自律神経のバランスが崩れていることがあります。
その場合、タクティールケアによって副交感神経の働きを高めることで、腸内環境が整い、便秘が解消します。
もちろん、副交感神経を高めるには、まずは良質な睡眠をとることが大切です!
タクティールケアの具体的な活用場面その.4:痛みがあるとき
タクティールケアを行うことで、「ゲートコントロール」ができ、痛みが軽減されます。
ゲートコントロールについて詳しく知りたい方は下記の記事をご参照ください。
タクティールケアの具体的な活用場面その.5:拘縮の予防に
高齢者でなおかつ寝たきりの方は手指、四肢の拘縮が起こります。
早い時期より定期的にタクティールケアを実施することで、拘縮を予防できる可能性があります。
次に、タクティールケアの具体的な方法について見ていきましょう。
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