ケアマネジャーの大きな仕事のうちの一つに、ケアプランの作成というものがあります。
利用者が介護保険サービスを利用する際には、担当のケアマネジャーが、ケアプランを作成します。
このケアプランに基づいて、サービス事業者は利用者に対してサービスを提供します。
では、ケアプランとは具体的にどのようなものなのでしょうか。
今回は、ケアプランの概要と作成のコツについてご説明します。
画像出典:sweethomesr.it
ケアプラン「サービス計画書1表」とはケアの方針を示すもの
ケアプランではサービス計画書1表から3表を高齢者に提示します。
それぞれ役割がありますが、1 表はケアプランの方針を示すものとなっています。
1 表には高齢者本人と家族の意向を書く欄があります。
ここには意向をそのまま書くことが求められます。
例えば高齢者の欄には「もっと元気になって過ごしたい」「トイレに行くことが困っている」などの要望や困っていること。
家族の場合であれば「本人の思いを出来るだけ尊重したい」「出来るだけ最後まで自宅で看てあげて欲しい」などといったように、高齢者本人、家族本人の言葉をそのまま書きます。
それに基づいて総合的な援助の方針でケアマネジャーがケアプランの方針を定めて行きます。
総合的な援助の方針とは、支援者としてどのように高齢者と関わって行くのか、高齢者や家族に意識して欲しいことなどを中心に決めていく方針のことです。
ここの方針が後の2表と3表の根拠づけになるのです。
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