ACP(アドバンス・ケア・プランニング)の日本での取り組みとは〜患者さん希望に沿ったケアを行なうことができていますか?〜

 

病院ごとのACP(アドバンス・ケア・プランニング)への取り組みの例とは

 

福井県福井市にある「オレンジホームケアクリニック」の事例

 

福井市にある「オレンジホームケアクリニック」は、死について踏み込んだ相談に乗れる「オレンジスーパー相談員」を10人養成され、家での生活は無理だと思い込んでいたがん患者さんが相談員の支援で希望だった「自宅での最期」を迎えられたなどの成果につながっています。

 

群馬県富岡市の公立富岡総合病院の事例

 

群馬県富岡市の公立富岡総合病院は、医師と看護師、医療ソーシャルワーカーの計5人で、「シルバーケアチーム」を作り、病状が安定した高齢の入院患者さんらを対象に意思決定支援に取り組んでおられます。

例えば、肺炎が治まった入院患者さんの場合、チームメンバーと担当医が患者さんと家族と面談を重ね、再発して重症化した時に、人工呼吸器を付けるかどうか、効果や問題点について話し合いをもっておられます。

 

愛知県春日井市の春日井市民病院の事例

 

愛知県春日井市の春日井市民病院では、入院患者さんが対象だったACPの相談受付を外来患者さんにも拡大され、相談件数は倍増しているという成果が出ています。

担当する会津恵司医師は、「状態が悪くなるほど、話しにくくなる。早い段階でACPを行うのが効果的だ」と言われています。

 

広島県地域保健対策協議会での事例

 

広島県や地元医師会などで作る広島県地域保健対策協議会は2014年に海外の先進事例を参考にした「ACPの手引き」と自分の思い整理できるチェックシート「私の心づもり」を作成されています。

 

ACP(アドバンス・ケア・プランニング)の日本での取り組みとは〜まとめ〜

 

ACP(アドバンス・ケア・プランニング)は海外ではじまった考えですが、日本にも広がりを見せています。

今回ご紹介させて頂いた事例以外も多くの取り組みが行われています。

この記事にてACP(アドバンス・ケア・プランニング)に興味を持っていただければ幸いです♪

 

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