【体験談】認知症看護を通して私が学んだ4つのこと 〜より豊かな人生を送るための工夫を紹介♪〜

 

認知症看護で学んだこと③ ~自尊心を重んじること~

 

たとえ認知症になっても、人間であることに変わりはありません。

人間には感情のセンサーが働いています。

喜んだり哀しんだりする感情は人間だからできるのです。

そして自尊心とはすなわち感情のセンサーへアプローチすることです。

患者様の変わらぬ本質すなわち感情にきちんと目を向けて、一人の人間として対応していくことが重要なのです。

 

画像出典:massagemag.com

 

認知症看護で学んだこと④ ~コミュニケーション能力~

 

これは忍耐力にも関わってくるコミュニケーション技法です。

カウンセリングにおいても、目的とする方向がずれないように、カウンセラーは上手に会話を誘導していきます。

そこには「演技」という技法が入ってきます。

認知症の患者様に対しても、ときに本気で演技をしなければならない場合もあります。

演技はある意味、コミュニケーション能力の一つです。

患者様の言葉にならない言葉の中には、何かしらの訴えが必ず入っているものです。

前後の状況を正しく把握していけば、会話を引き出すポイントにもつながってくるのではないかと私は思います。

 

画像出典:hcldr.files.wordpress.com

 

認知症看護の学び まとめ

 

認知症治療病棟に入院している患者様の中に、ご家族が面会にきても「あなたはどちら様ですか?」という言葉を普通に発してしまう方がいました。

一昔前に渡辺謙主演の「明日の記憶」の映画がありましたが、あのラストシーンそのものなのです。

その現場に初めて遭遇した私は、ナースステーションで大粒の涙を流してしまった記憶があります。

今でも自分に置き換えてしまうと、実は涙が溢れてきてしまいます。

本人にとって大切な家族の顔や名前を忘れてしまっても、その本人にとってみれば「事実」でもあるのです。

 

私は認知症の看護において最も大切なことは、患者様に最後まで自分らしく生きていただくことだと思います。

そして、その為に看護師には忍耐力共感自尊心コミュニケーション能力、その全てが必要になってくるのだと考えます。

認知症看護において学びえた4選、これからも有意義に活用していきたいと思います。

 

参考文献

・「認知症 症状別対応ガイドブック」(2015年1月、エーザイ株式会社)

 

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