管理職である看護部長と看護師長の違いとは？　〜名前は似てるが、業務内容は全然ちがう！？〜

看護師長の役割

 

看護師長の役割とは：部署での管理監督

 

看護師長は、部署内での業務が円滑に進むように、また患者さんが安心して治療を受ける環境を整えるための管理監督がその役割となります。

病院、看護部の目標達成のために、自部署での目標を設定し、また看護師個々の目標設定、評価なども大切な仕事となります。

看護基準遵守のための具体的な人員配置、看護師の能力開発や人材の育成も看護師長の役割です。

新人看護師の教育はもちろん、日々の看護を実践する看護師に対しての、教育や評価も看護のレベルを向上し、患者さんに対してより良い看護を提供することにつながります。

 

画像出典：rimbizblog.files.wordpress.com

 

看護師長は現場の監理者

 

看護師長は、患者さんに対して直接看護を提供する場の管理者といえます。

そのため、看護師長の管理能力は直接患者さんにも関係するのです。

そのため看護師長は、看護師や部署で働くすべての医療従事者と、部署にて医療や看護を受ける患者さんの両方を臨床の現場で管理していることになるのです。

看護の質の向上や、教育活動の一環として、看護研究への取り組みも大切な役割となります。

 

看護部長と看護師長の共通の役割

 

看護部長、看護師長は立場も違い、具体的な管理内容は異なりますが、「患者さんに対してのより良い看護の実践」を目的としている点は共通しています。

また働く看護師が、より良い看護が提供できる環境を整えることも共通の役割と言えるでしょう。

看護部長は看護部全体のトップリーダーとしてその役割を遂行し、看護師長は部署のリーダーとしてその役割を遂行するのです。

看護部として理念や目標を達成するために、より具体的な内容での目標の立案、実施、評価することが大切なのです。

そいして看護師長が働く環境の整備、看護基準の遵守、業務改善、教育活動など様々な側面から看護部全体のレベルアップを目指すのです。

その結果、患者さんに対してより良い看護を提供できることにつながるのです。

 

画像出典：healthbleep.com

 

看護部長と看護師長の違いとは？　まとめ

 

看護部長と看護師長は看護部の管理者としてその役割と責任は非常に大きなものです。

直接患者さんに対して看護を実践することは少なくなりますが、患者さんに対してより良い看護を提供するという目的は、現場で働く看護師、看護部長、看護師長も同じです。

 

看護師として患者さんに向き合う責任に加えて、管理職としての責任を背負うことは簡単なことではありません。

しかし、本稿で見たように、そのぶん管理職でなければ実践できない看護もあります。

管理職としての看護の実践に興味がある方は、是非管理職を目指してみてください！

 

【PR】
看護師さんで転職を考えている方は
こちらがオススメです♪

 

☆関連お役立ち情報☆

・看護管理者の役割と課題について ～役職ごとに整理してみました♪～ ・【体験談】看護師で管理職になるメリット5選！「管理職は大変そう」と思っている方へ ・【管理職の看護師特有の悩み5選】普段なかなか聞けない悩みを赤裸々にご紹介します

☆おすすめのまとめ記事☆

・【看護師スキルアップ術まとめ20選】3種の看護スキルでQOLを最大化！ ・【ホスピス・緩和ケア係る診療報酬改定2016まとめ】緩和ケアに関する改定、まるわかり！ ・【看護における基礎概念まとめ】看護に迷った時は基礎に立ち返ることが大切です

 

★ここまでで分からない用語はありませんでしたか？　そんな方は・・・

 

ビーナース在宅用語集で確認!!