「それでも現場で看護がしたい。」アメリカでのホスピス体験 (ベテラン編)

 

それでも現場にいたい。「隠された扉」をさがして。

 

こうして大きな力に押さえつけられ、それまでいかに自分達が以前の上司によって守られていたのかを痛感した私達は、一人、また一人と、メンバーを失っていきました

 

以前働いていた病棟や別のホスピスに移る人がほとんどでしたが、何人かは、以前のチームリーダーがディレクターとして引き抜かれていった、キリスト教系のホスピスに転職していきました。

大きな宗教団体を母体としているそのホスピスは、ちょうどホスピス病棟を開設し、新しいポジションが空いていた事に加え、まだそれほどビジネス色に侵されてはいなかったのです。

 

残ったのは、あと1~2年で定年を迎える数人と、あとはこの激動期に入職してきた新しいメンバー。

すっかり変わってしまった職場の方針に失望し、ホスピスナースとしても年齢的にもターニングポイントを迎え、どうするべきか悩んでいた私に「こっちでチームマネージャーが必要なんだけど、来ない?」と誘ってくれる元同僚もいました。

 

思いもしなかった壁にぶち当たった私が、ホスピスナースとしての自分の将来を考えた時、まず思ったのは“現場にいたい”でした。

MSN(看護学修士)を持っている私は、マネージメントや教育と言う道もありましたが、やはり何よりも、患者さんや家族と直接関われる現場が好きだったのです。

もちろん、ナースを募集しているホスピスはいくらでもありましたが、私にはどうしてもみんなのように振り切れない、このホスピスから離れたくない理由がありました。

それは、6年ほど前に始めた小児ホスピスでした。

そして、あらためて自分の進むべき道に目を凝らしてみると、目の前に立ちはだかっていた壁にうっすらと「隠れていた扉」が見えてきたのです。

 

私に新たな目標と、情熱の種火を灯した小児ホスピスについては、また次の機会にお話ししたいと思います。

 

☆是非、記事内容や今後の記事テーマなどについてご意見もいただければ幸いです!

ラプレツィオーサ伸子のブログにて

ビーナースのフェイスブックページにて

 

この記事はいかがでしたか?

・週一回なら、まぁ見てもいいかな♪
・わざわざ情報を探すのが面倒・・・
・会員特典がどんなものか気になる

といった方は是非ご登録をお願いします!!

 

下記リンクからの無料会員登録で、

メルマガ受け取り@毎週土曜日

診療報酬改定まとめ資料受け取り

などが可能になります!!

(もちろん、わずらわしい情報は一切お送りしませんよ♪)

 

メルアドだけの簡単登録!

 

会員限定資料の一部を見てみる

 

☆関連お役立ち情報☆
 

アメリカでのホスピスナース経験 (駆け出し編) ~わたしの仕事に対する姿勢が変わった理由~

看護師がホスピスで働くということ〜最期まで自分らしく生きる為のサポートとは〜

「わたしはホスピスナースです」という自己紹介の意味 byラプレツィオーサ伸子

わたしがアメリカで在宅ホスピスナースになるまで byラプレツィオーサ伸子

☆おすすめのまとめ記事☆
 

【看護師スキルアップ術まとめ20選】3種の看護スキルでQOLを最大化!

【ホスピス・緩和ケア係る診療報酬改定2016まとめ】緩和ケアに関する改定、まるわかり!

【看護における基礎概念まとめ】看護に迷った時は基礎に立ち返ることが大切です

 

★ここまでで分からない用語はありませんでしたか? そんな方は・・・

 

ビーナース在宅用語集で確認!!

 

 

関連する記事


「わたしはホスピスナースです」という自己紹介の意味 byラプレツィオーサ伸子

看護師をしている人なら誰でも「大変なお仕事ですね」と言われた事があるのでは?そんな時どんな風に答えますか? 実はわたしは、ホスピスナースである事をあえて言わない時期がありました。というのも、私が「ホスピスナースだ」と言った後の、相手のリアクションにどう対応したらよいか分からなかったからです。