移乗介助の方法
歩行が不可能になっても、座位姿勢が保てば、車いすを利用することができます。
また、歩行ができても、車いすを上手に併用することによって、利用者の疲労度を軽減し、活動範囲をひろげることができます。
車いすは「活動」や障害・麻痺の状態に合わせて選びましょう。
(1) 移動介助のポイント
車いすは種類が多いので、利用者に合った種類を選び、使用方法を確認していきます。
必ず、ブレーキ・タイヤの空気量など安全かどうか点検しましょう。
利用者には深く腰をかけてもらい、足はフットサポートに、腕はアームサポートに乗せてもらいます。
画像出典:ed-sherbeyn.com
(2) 移動介助の留意点
座り心地を必ず確認し、発進することの声掛けは忘れずに行ってください。
止める時は、少しの時間であっても必ずブレーキをかけます。
このとき、片手はハンドルを握り、他方でブレーキをかけましょう。
時間がかかっても、できる部分は利用者が自力で行うように見守り、促していきましょう。
移動・移乗介助のポイント〜まとめ〜
移動・移乗介助は、食事・排泄・清潔・衣類の着脱などの基本的欲求を満たし、自立につながる役割を持っています。
また、室内のみでなく、買い物や散歩など外出が可能になれば行動範囲が広がり、気分転換が図れ、意欲の拡大へとつながります。
必ず、利用者・介護者ともに安全であること、利用者にとって不要な負担にならないように効率的であること、利用者の「生活機能」を引きだし、十分に活用することを原則として、お互いより良い生活を送れるようにしましょう!
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