【三大認知症その.3】レビー小体型認知症とは
レビー小体型認知症は日本で発見された病気です。
アルツハイマー型認知症と間違えて診断されてしまうケースもあり、正確に診断すれば脳血管性認知症よりも多い病気だといわれています。
アルツハイマー型認知症とは出現する症状の仕方が少し異なってきます。
人体のメカニズム
脳の神経細胞の中に存在する特殊なタンパク質「レビー小体」が原因であるといわれています。
レビー小体はパーキンソン病の原因にもなっています。
レビー小体が記憶などをつかさどる「海馬」や「海馬傍回」に出現してくると、認知症につながってきます。
レビー小体型認知症の臨床的特徴
レビー小体型認知症は記憶障害や見当識障害などはあまり見られません。
多くの場合は「幻視」や「抑うつ」「妄想」などの精神科特有の症状が顕著に出現してきます。
レビー小体はパーキンソン病と何かしら関連しているため、このような症状が出現してくるといわれています。
アルツハイマー型認知症の中核症状は記憶障害となっていますが、レビー小体型認知症の中核症状は幻視や妄想となっています。
三大認知症 まとめ
ここまで、100種類以上あるとも言われる認知症の中から最も多い3大認知症について、原因やその特徴について見てきました。
ここでもう一度、三大認知症の種類をおさらいしておきましょう。
- ①アルツハイマー型認知症
- ②脳血管性認知症
- ③レビー小体型認知症
上記の三つでしたね。
昨今、MCIと呼ばれる軽度認知症が注目されています。
医学が進歩する中で、認知症の予防との関連でさまざま技術や対応が導入されています。
MCIの段階で適切な治療を受ければ、認知症の発症を防いだり、遅らせたりすることができるのです。
今後、MCIの認識を広めていくことで、MCIの段階で適切な治療を受けようと思い立つことができる人が増えるといいですね。
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