『看護師と訪問看護師のイロハ』 第3回:業務②(具体例編)

訪問看護師の具体的な業務

 

次は、訪問看護師の具体的な業務を見ていきましょう!

 

訪問看護師の仕事や役割の重要性に関して詳しく説明している画像

画像出典:xn--t8j4aa4nmjmj045tugrqf5cgyt8u1abui.com

 

訪問看護師の具体的業務:8カテゴリ

 

以下、訪問看護師特有の業務を8つのカテゴリに分けてご紹介します。

 

①健康状態の観察 血圧・体温・脈拍などのバイタルチェック、床ずれの予防など
②療養上のお世話 食事、洗髪、入浴の介助、

低栄養や運動機能低下を防ぐためのアドバイスなど

③医師の指示による医療処置 インシュリン注射・点滴等の施行・血糖測定ほか
④医療処置・医療機器管理 在宅酸素、人工呼吸器、持続点滴、膀胱カテーテル
⑤在宅でのリハビリ 拘縮予防や機能の回復、嚥下機能訓練ほか
⑥認知症ケア 認知紹介後の相談、事故防止のための工夫など
⑦終末期の看護 ターミナルケア。がん末期や終末期を自宅で過ごせるよう支援する
⑧(時に)ご家族からの相談 福祉サービス利用の相談など

※種々のサイトを参考に筆者作成

 

これら8つの種類の業務を、患者さんの状態を見極めつつ、「柔軟な対応」を行うのが、訪問看護師の業務となります。

訪問看護師に幅広い知識が求められるのも、頷けるのではないでしょうか?

 

第3回まとめ ~違いを知って、向き不向きを見極めよう!~

 

以上、看護師と訪問看護師の業務内容を具体的に見てきました。

第2回で見たように、看護師は基本的には「固定的な対応」が求められ、訪問看護師は「柔軟な対応」が求められることが理解出来る内容でした。

ただし、どんな職業もそうであるように、看護師にも自分で考えて下すべき決断の余地があることは論を俟(ま)ちませんよね?

 

どちらの職業も、「やりがい」においてはどんな職業にも引けをとりません。

 

自分にとって、業務の性質上どっちの方が向いているのかを考えるのも、一つの有用な選択肢ではないでしょうか?

というわけで、次回の第4回は、向き/不向きに根本的にかかわる、両職業の「目的」について述べたいと思います。

 

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