看護師のサ高住での働き方
看護師のサ高住での一般的な業務は、「日中の主たる時間に施設に常駐し、安否確認、健康相談などに対応すること」です。
それでは、具体的な業務内容や介護ケアについて見ていきましょう。
サ高住での一般的な業務内容
①「安否確認」では、定期的な巡室をおこない入居者の状況を確認します。
②「健康相談」のサービスを提供することもサ高住の役割のひとつです。
健康相談は、介護・医療・行政サービスなどに関する専門的な相談はもちろん、日常生活・入居者との人間関係といった様々な相談に対応します。
③「生活支援サービス」として、病院への通院付き添い、買い物や洗濯、清掃の代行、などを請け負う施設もあります。
④「入居者に対してのイベントや行事などを実施」している施設も多くあります。
例えば交流スペースなどを利用した、サークル活動やレクリエーション活動などもおこなわれています。
これらのイベントや行事の企画や運営でも、交流スペースなどで安全に入居者が過ごすことができるように配慮、工夫することが必要となります。
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介護ケアは外部委託が基本だが、場合によっては事業所兼務も…
介護ケアなどの直接的なケアは、外部の介護事業所などに依頼することになります。
しかし、サ高住と介護事業所の経営母体が同じ施設などでは、サ高住に専従とはならず、介護事業所と兼務となる場合もあるようです。
義務化はされていませんが、夜間に看護師を配置している施設も増加しているため、施設によっては夜間の常駐勤務が必要となる場合もあります。
夜間常駐していない施設では、緊急通報システムなどを導入し、通報があれば対応するという形をとる施設もあります。
このようにサ高住は、介護施設のひとつではありますが、入居者が健康的かつ安全に生活することができる居住スペースです。
そのため、日々の健康状態を確認しながら、様々な相談に対応し、高齢者が安心して生活できる環境を作ることが、サ高住での看護師の役割となるのです。
看護師のサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の働き方 まとめ
2025年に我が国は超高齢化社会を迎えます。
中でも安全に生活することができるサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は、高齢者の生活の選択肢のひとつとして、今後ますます重要な役割を果たすでしょう。
つまり、サ高住を含めた老人福祉施設、在宅分野への看護師の需要もそれに伴い増加していくことが予想されます。
しかし、実際にサ高住で働く場合には、施設によって仕事内容などに差があるため、施設での看護師の役割を十分に確認することが大切です。
したがって実際に施設の訪問、見学することもおすすめします。
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