本記事の目次
サ高住で働くメリット
【サ高住で働くメリットその1】直接的な介護ケアは少ない
上述しましたが、サ高住では日常生活に関する相談を受けることが多くなります。
色々な制度などの知識が必要となる場合がありますが、病院や老人施設とは違い、入居者の生活をより安全に、快適に送ることができるようサポートすることにやりがいを感じることもあるでしょう。
介護サービスについては、外部の介護事業所を利用するため、直接的な介護ケアを実施することは少なくなります。
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【サ高住で働くメリットその2】夜間業務を回避しやすい
勤務時間帯についても、日中の常駐は施設基準として義務付けられていますが、夜間の常駐に関しては義務付けられてはいません。
その為、9時〜17時くらいの日勤帯での勤務がメインとなる場合が多いです。
またサ高住の日中常駐者の基準としては、ケアの専門家であることです。
つまり医師、看護師、介護福祉士などの資格が必要になります。
施設の運営方法にもよりますが、夜勤ができない、日勤帯での勤務を検討している人にとってはメリットとなるのではないでしょうか。
サ高住宅で働くデメリット
【サ高住で働くデメリットその1】直接的な介護サービスを実践する機会が少ない
先ほどのメリットの裏返しになります。
サ高住は介護施設のひとつではありますが、直接的な介護サービスを提供する施設ではなく、入居者の生活をサポートする施設です。
その為、直接的な介護サービスを実践したいという人や、医療行為に関わりたいという人には物足りない職場になってしまう可能性があります。
【サ高住で働くデメリットその2】医療・看護・介護の教育活動が少ない
サ高住はその運営母体も色々です。
厚労省が発表している平成25年の調査では、サ高住の62.7%が株式会社・有限会社が運営しており、医療法人15.5%、社会福祉法人9.6%と圧倒的に医療や介護に関連する母体が運営していない場合が多いのが実情です。
施設の規模や運営方法などにもよりますが、教育活動などは行われていない施設が多く、医療・看護・介護などの知識や技術習得、スキルアップなどは自分自身でおこなう必要があります。
また、サ高住の役割のひとつである、健康相談についても色々な相談が寄せられる為、医療や看護の知識だけでなく、介護、行政システムなどの知識も必要となる場合があります。
画像出典:khmedical.co.uk
看護師がサ高住で働くときの業務内容とメリット・デメリット まとめ
これからの超高齢化社会に向けて、サ高住や介護施設の充実は欠かすことができない大切な施設となっていきます。
その数もまだまだ足りていない現状ではありますが、施設数の増加に伴い、より安全に快適に生活ができる環境を提供し続けることが重要です。
サ高住への就職を検討しているのであれば、運営内容を十分に確認しましょう。
また、実際に施設を訪問・見学させてもらい、入居されている人達の表情や、施設の雰囲気を確認することもおすすめします。
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